2012年9月20日木曜日

日本内装仕上技能士会連合会

日本内装仕上技能士会連合会

目的: 本会は内装仕上工事に係わる技能の練磨と資質の向上に努め、もって技能士の社会的、経     済的地位の向上を図るとともに、内装仕上げ作業及び建築産業の健全な発展に寄与する事     を目的とする。

会員: 正会員は内装仕上技能士をもって組織する団体とする。

会長: 飯島 勇 (東京内装仕上技能士会 会長)

事務所: 〒106-0032 東京都港区六本木5-16-18  TEL03-6904-2367  FAX 03-6904-2368

会員: 岩手県内装仕上技能士会 (会長 冨樫 清人)
〒020-0812 岩手県盛岡市川目13-136-11(吉田直生宅)
TEL  019-624-7233   FAX  019-623-2354

埼玉県内装仕上技能士会 (会長 吉場 香)
〒331-0814 埼玉県さいたま市北区東大成町2-453-1-301
TEL 048-667-5522   FAX  048-666-4468

群馬県室内装飾事業協同組合技能士会 (会長 久保田 清)
〒371-0847 群馬県前橋市大友町3-9-2第二伸栄ビル3F
TEL 027-251-8678   FAX  027-252-7665

東京内装仕上技能士会 (会長 飯島 勇)
〒106-0032 東京都港区六本木5-16-18
TEL 03-6904-2367   FAX  03-6904-2368

神奈川県内装仕上技能士会 (会長 橋本 太輔)
〒210-0852 神奈川県川崎市川崎区鋼管通1-1-9-202
           TEL 044-366-5120   FAX  044-366-5120

マイスターセンター石川 (会長 林 富雄)
〒920-2365 石川県白山市神子清水町イ124-甲
TEL 076-254-2585   FAX  076-254-8118

大阪内装仕上技能士会 (会長 山本 幸司)
〒595-0011 大阪府泉大津市曽根町2-3-24
TEL 0725-21-3999   FAX  0725-21-3998

兵庫県内装仕上技能士会 (会長 中野 和憲)    ・・・・(休会中)
〒650-0004 兵庫県神戸市中央区中山手通12-6
      TEL 078-291-0714   FAX  078-241-2814

福岡県内装仕上技能士会 (会長 佐々木 篤史)
〒811-1365 福岡県福岡市南区皿山3-5-15
TEL 092-551-6720   FAX  092-551-6732

賛助会員: 日本室内装飾事業協同組合連合会(03-3431-2775)
日本建設インテリア事業協同組合連合会(03-3239-6551)
矢沢化学工業株式会社(0276-88-2681)
関西フェルトファブリック株式会社(03-5835-5650)
        ヤヨイ化学工業株式会社(03-3984-2434)
        リリカラ株式会社(03-3366-7825)
        株式会社サンゲツ(03-5434-6781)
        株式会社スミノエ東日本支社(03-5434-6781)
        株式会社タジマ東京営業所(03-5821-7741)
        ロンシール工業株式会社(03-5600-1821)
株式会社川島織物セルコン(03-5144-3853)
        株式会社エービーシー商会(03-3507-7110)
        フォルボ・フロアカバリングB.V日本支社(03-5740-2790)
        株式会社ユニバーサルトレジャー(03-5269-2300)
        壁装施工団体協議会(03-3431-4537)

問合せ: 渡辺 智明  専務理事(090-3234-5771)
山本 幸司  大阪内装仕上技能士会 会長 (090-3719-1508)

お知らせ: 平成24年1月27日(金)
関東・甲信越ブロック「匠の技ー技能継承フェア」
        (厚生労働省委託事業)新宿駅西口広場イベントコーナー

: アメリカCFI(床材施工認定協会)より東日本大震災で被災した内装仕上技能士に
               $9,300の義援金が日本内装仕上技能士会連合会へ送金されました。
               飯島会長と辻尾弘氏が岩手県内装仕上技能士会会長の冨樫清人氏へ手渡し
             されて被害技能士へ配分されました。アメリカの友人(CFI)に感謝します。

 : 平成24年2月10日(金)
       日本内装仕上技能士会連合会 第17回総会  東京アルカディア市ヶ谷

: 平成24年4月7日(土)
       当会会長 飯島 勇氏 黄綬褒章受章祝賀会  東京アルカディア市ヶ谷

: 平成24年10月21日(日)
       日本内装仕上技能士会連合会 神奈川出張会議
       

2011年10月12日水曜日

グリッド工法

グリッド工法
グリッド工法と言う言葉と工法は存在していません。しかし・・・

前回、塩ビタイルデザイン貼りの提案事項の中に使用している言葉です。

床材施工の現場で職人として、施行中に仕上がりに支障をきたす要因を考えたり、それらの
対応と対策・処理の中で、塩ビタイル施工の目地寸法修正の限界を修正墨打ちしながら作業をして
施工することをグリッド工法とネーミングしました。

塩ビタイルを墨打ちをしないでそのまんま積み重ねて施工して行くと、右か左方向に曲がって行きます。

原因としては、下地の不陸もしくは塩ビ タイルの左右に僅かな寸法違いがあるのが考えられます。

塩ビタイル製造工程で、塩ビタイルは外側から冷却が始まります。アニリング(くせとり工程)処理、
抜き工程の金型調整で寸法調整をして塩ビタイルが作られます。

JIS A 5705
の寸法規定より、また、海外製品より品質・精度のよい物づくりされていますが、僅かな
寸法誤差-たとへば0.1mmの寸法違いでも10枚貼りすすむと1mmの寸法差が発生します。

床職人としての配慮

*
 真っ直ぐな墨打ちをする。地墨を利用するか、壁合わせ寸法を細かく取り水糸で平均をチェック  して墨打ちを的確に行う。

*
 塩ビタイルのロットを確認して、2種類以上のロット及び塩ビタイルを施工する場合はそれぞれ
 
 10枚を真っ直ぐに仮並べして僅かな寸法の誤差を読み取り、施工の納め方の参考にする。

*  
広い面積での施工はセンターから張り分け、事前に塩ビタイルの誤差より判断してグリット線を
引いて、糊じまいをして調整施工をする。

*
 糊じまいは大切な工程です。糊の重なりで塩ビタイルの厚み段差が防げます。

*
 不陸による直線施工性の曲がりより、墨合わせを重視しないとサイコロ現象が発生しますので
墨合わせ及びグリット工法処理を考慮して下さい。

塩ビタイルのデザイン貼り

塩ビタイル(塩化ビニルタイル)は温度変化で伸縮します。

色々な塩ビタイルは、製造工場が同じでも僅かに寸法違いがあります。

JIS A 5705
では、塩ビタイルの寸法誤差の許容範囲は±0.10mmになっています。

8インチ塩ビタイルは457.2mmですが、その誤差値は0.4572mmもあります。10枚並べたら約4,5mm
にもなります。

各生産メーカーは、塩ビタイルの寸法誤差を0,20,25mmに抑えて製造していますが・・・・・・・

塩ビタイルの僅かな寸法違いを施工する場合の注意点を下記に示します。

1.施工する塩ビタイルを、仮り墨を打ちそれに沿って10枚ずつ並べて、1枚ではわかりずらい
寸法違いを確認して、寸法の大きい順に仕分ける。

2.基本として、寸法の大きい材料をきつめに施工し小さい物を緩めに合わせるのが施工しやすい。

3.塩ビタイルの寸法が多い場合は、2の施行はできない。大きいタイルは糊じまいの墨(グリット   線)を打ち、後でその場所のセンターより施工して、周囲で殺し仕舞をする。

4.市松施工は同数を貼り分ける場合は、寸法違いが相殺され施工に問題無い。

5.ボーダー施工はボーダーの材料をセンターから貼り分け調整する。

6.広い面積での施工は、中心より貼り始める。寸法違いの目地誤差は約2mm位とし、予測寸法で
寸法調整仕舞線(グリット線)を墨打ちして、調整しながら作業する。

7.塩ビタイルは、長さ(丈)方向と幅方向では製造上、長さ方向の方が寸法違いが大きいので
貼り進む方向に、意匠性で影響が無い場合は、横積み重ねで進んで行くのが寸法違いが
少なくなります。

8.冬など気温差が大きいと朝と昼からの施工では材料の寸法違いが発生するので、午前中は
緩めに詰め、午後からはきつめに施工すると目地違いが少なくなります。
・・・・・・・・書ききれません後日。